HEW+E10Aでの不満点

 現在、複数の機器(SH2/SH2A)の開発を平行して行っているので、デバッガーが2つある。
BITRAN 「Code Debugger」DR-01
Renesas E10A-USB
(おまけ)・ALPHA PROJECT Visual Monitor

 元々は、DR-01だけだったのだが、機器が複数でそれらを接続しなければいけなくなった時に、Cコンパイラーの正式版の購入のついでに E10A-USBも購入した。

 で、DR-01には BITX-Neoというデバッガーソフトが付いていて、まあ、必要な機能は揃っていたので使用していたが、MDIであったり、操作性などが若干古い設計であった。
 E10A-USBは、HEWからそのままデバッグが可能で、HEWでデバッグするにはベストだと思ったのだが。

 HEW+E10Aでの不満点を列挙する。(順不同)
1.フラッシュの書き込みに進捗状況の表示がないので、いつ書き込みが終わるかわからない。(結構ストレス)
2.実行中にブレークポイントを追加・削除できない。(致命的?)
3.実行中にコンパイルできない。(HEW上なので当たり前か(^_^;)
4.ブレークポイントを追加・削除する度に何か書き込みにいっている。(遅い)
5.ステップ実行を始めると何か書き込みにいっている。(遅い)
6.HEWごと落ちることが良くある。(フリーズはやめてくれ)
7.E10A-USB本体との通信に失敗したりして、全般的に不安定。(省電力?)
8.E10A-USBは、CPUが固定されるので、違う CPUの場合は別途ライセンスを購入。(面倒だし、ぼったくり)

 とにかく、ステップ実行やブレークによるチェックが使いづらいのが致命的。
 また、何かする度に、何か書き込みにいっているが、何を書いているのか?フラッシュ領域?時間がかかるので、デバッグ効率が悪くなるし、フラッシュ領域に書き込んでいるのだったら、フラッシュ寿命の減りは早くないか?
 まあ、E10A-USBは HEWから使えるというのがメリットなので購入したが、お薦めできない。メリット少なすぎる。

 DR-01の方はといえば、新しいデバッガーソフト「Code Stage」が結構お薦め。昨年出たばっかり。最初の頃はかなり不安定だったが、今はかなり安定している。問題は少ない。いくつか不満点はあるが、いろいろ要望を出している。が、採用されるかどうかはわからない。
 DR-01の場合は、同じ系列の CPUを使っているなら、そのまま使えるというのも良い点だ。うちの場合も、SH2と SH2Aはそのまま使える。SH系列ならそのまま使用できるだろう。E10A-USBなんて、SH2と SH2Aでさえ別ライセンスになっているのはケチくさい。ルネサス本気で CPU売る気あるのか?という感じである。開発環境で儲けようなんて CPUメーカーとしてちょっとね。あ、インテルも同じか。でも、CPUメーカーなんだから、開発環境は広告費と同じように考えて、広く公開する方が CPU採用される確率が上がるのだがね。資料の充実と同じで。設計仕様書の充実もそうだが、使用例(サンプルコードなども)の充実も大切。「こうすればこうなる」と書いてあっても「こうしなければこうなる」「こうしなければいけない」という話を書いてあるものは皆無だ。現場ではそれが必要なのにね。
 と、話は脱線したが、DR-01と E10A-USBしか使ったことがないが、DR-01はお薦めである。
(10年以上前にも少し触ったが、僕はメインで使ってなかったので何だったか全く憶えていない。)

 おまけの Visual Monitorだが、とにかく安くすませたい、規模の小さいプログラムである、等の場合以外は、使うべきではない。当たり前だが、モニター上なので実際の動作とは変わるので本当のデバッグはできない。モニターデバッグだから仕方がない。僕の場合は、これでは制約が多すぎて(搭載RAMとか ROMとか)うちのプログラムはデバッグできなかった。すぐに DR-01を買った。
 ただし、ALPHA PROJECTのボード類はいくつか買っている。テストで作る時に便利だから。

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